6月25日(水)前田先生(東京都)による楽しい音楽授業
東京から前田美子(まえたよしこ)先生に来校いただき、歌唱指導校内自主研修会を行いました。前田先生は元小学校の教員で、全国各地から依頼を受けられ、全国各地を飛び回っておられる方です。2・4・5年生が前田先生の授業を受けました。
<2年生>
前田先生の授業には、子どもたちが歌いたくなる様々な仕掛けがあります。「担任の先生と歌おう」「他の学校の先生とも歌おう」「自分が好きだと思う部分を歌おう」と様々な歌い方で歌います。子どもたちの声がますます大きくなったところで、「これから録音し、全国の人に配ります。特別な声で歌いましょう。」と前田先生に伝えられると、子どもたちの声が清流のように澄んだ声になりました。続けて「みんなの前で歌いたい人?」と言われると、次々に子どもたちが前に出ていました。
<4年生>
「3・4年生が一番いい声が出る時です。今のうちにいい声をしっかり出しましょう。歯磨きもしっかり磨いておくと、いい歯で一生過ごせます。」と前田先生に声をかけられた子どもたち。それまでの元気のよい声から、澄んだ声へと変わりました。長縄を跳びながら歌うことにも挑戦しました。8分の6拍子というリズムを長縄で体感します。楽しく、しっかりと身に付きました。子どもたちから「もう1回やりたい。」という声が飛び交っていました。授業の終わりには、「ありがとうございました。」「楽しかったです。」と子どもたちはお礼を伝えながら教室を後にしました。
<5年生>
「いつでもあの海は」を歌い終わるとすぐ、前田先生が「どこに立って歌っている?」と子どもたちに質問されました。最初は「音楽室」「地球」と答えていた子どもたちでしたが、次第に「海」と変わっていきました。海を想像しながら歌った子どもたちに、次は貝殻を渡します。貝殻に耳を当てて友だちの歌を聴くと波の音が聞こえてきました。次は、代表の子に砂の音を出してもらいながら歌います。子どもたちの歌声が優しい波の音のように変わりました。
前田先生の授業を参観した先生方も笑顔になり、たくさんのことを学ばれたことが伝わってきました。子どもたちの意欲を高める様々な仕掛け、声掛けが子どもたちが意欲的に取り組む音楽授業となること、それはどの教科の学習でも同じであることを学びました。先生方の明日からの授業に生かせる研修会となりました。