山上憶良の学習(6年生)
9月7日(木)に、6年生は、山上憶良の学習をしました。地域の福井伸一郎先生を講師に総勢5名の方々で行われました。山上憶良は、奈良時代の初頭に活躍した「歌人」です。憶良は、716年に伯耆国へ国守として赴任されたので、倉吉市とも関係が深いです。憶良の歌は『万葉集』に70首あまりが掲載されています。なかでも「しろがねも~」の歌や「貧窮問答歌」が有名です。「しろがねも~」は、どんな宝であっても子どもにはかなわないという、子を持つ親の気持ちを、「貧窮問答歌」は、当時の農民の苦しい生活に暖かい目を向けて歌ったものです。
「銀も 金も玉も 何せむに まされる宝 子にしかめやも」(しろがねも くがねもたまも なにせむに まされるたから こにしかめやも)
現代語訳:銀も金も宝石も何になろうか。いかに優れた宝も子どもという宝に及ぼうか。いや及ばない。
9月7日(木)に6年生対象に、山上憶良の学習が行われました。地域の福井伸一郎先生を講師に総勢5名の方々で行われました。山上憶良は、奈良時代の初頭に活躍した「歌人」です。山上憶良は、716年に伯耆国へ国守として赴任されたので、倉吉市とも関係が深いです。憶良の歌は『万葉集』に70首あまりが掲載されており、なかでも「しろがねも~」の歌や「貧窮問答歌」が有名です。「しろがねも~」は、どんな宝であっても子どもにはかなわないという、子を持つ親の気持ちを、「貧窮問答歌」は、当時の農民の苦しい生活に暖かい同情の目を向けて歌ったものです。
銀も 金も玉も 何せむに まされる宝 子にしかめやも
(しろがねも くがねもたまも なにせむに まされるたから こにしかめやも)
現代語訳:銀も金も宝石も何になろうか。いかに優れた宝も子どもという宝に及ぼうか。いや及ばない。